ユーズドハウス 中古住宅
サポート情報
ページへ

京都市
空き家対策室
ページへ

【後編】京都への「好き」と「子育てしやすさ」が重なって見つけた理想の住まい-応援金が後押しに

中古住宅(ユーズドハウス)を活かし、自分らしい住まい方をしている方々を紹介する「空き家居住学」。今回は、京都市が子育て世帯の定住・移住を応援するために実施している「京都安心すまい応援金」を利用された方にお話を伺いました。
 
この応援金は、就学前のお子さんがいる世帯が中古住宅を購入された場合に最大200万円を交付するもので、令和7年度まで受け付けています。詳細はこちら
 
後編では、応援金を利用された坂井さんご家族のマイホーム購入や京都での暮らし方についてお伺いしました。
 
※ 前編はこちら

INDEX

「応援金」が背中を押してくれたマイホーム購入

今回、応援金を利用されたとのことですが、どのようにして応援金を知り、利用されたのでしょうか?

実香さん

最初はしばらく賃貸でいいかなと考えていました。でも、二人目の子どもが生まれて手狭になったため、子育てのことを考え始めた時にこの応援金を知りました。これがあるのなら、と引っ越しを決める大きな後押しとなりました。

晃人さん

正直、私はずっと賃貸でいいと考えていて、子育てのことはあまり具体的に考えていませんでした。でも、子どもが二人になり、もっと広い部屋に引っ越そうとすると家賃がかなり上がってしまう。それならいっそマイホームも検討してみようか、というタイミングでした。

京都以外も考えられましたか?

実香さん

積極的に考えたわけではないですが、もし京都で希望する物件が見つからなければ、現実的な選択肢として大津なども考えられるのかな、と。周囲にも大津に引っ越した子育て世代の友人もいますし、京都の人でも子育てなら大津というイメージがあるようです。

ご自宅の子ども部屋

左京区への愛着と家との偶然の出会い

場所の選択肢や、マンションか一戸建てかなど、色々検討されたと思いますが、最終的にこの場所を選ばれたのはどのような理由からですか?

晃人さん

エリアとしては、なるべく左京区に住み続けたいという思いが常にありました。大学時代から馴染みがあり、私たち二人とも大学の近くに住んでいたので。

学生時代もこの辺りだったんですね。

晃人さん

はい。引っ越してきた賃貸の家も、学生時代に住んでいた場所から歩いて5分くらいの場所だったので、とても懐かしかったです。学生時代に通っていた美容院にまた通い始めたりもして、改めてこの地域への愛着を感じました。 この家は、妻と左京区で探していて、ツナグムで提携している不動産の方に相談に乗っていただきました。その方も子育て世代なので、色々と相談しやすかったですね。

実香さん

自分たちでもインターネットで物件を探してリストを作り、その不動産の方と共有して内覧に行きました。3件目のこの家が一番「ピン」ときたんです。

具体的にどのようなところに惹かれましたか?

実香さん

私は吹き抜けのデザインがとても気に入りました。夫は料理が好きなので、オール電化なのが少し気になったようですが、すぐに慣れて料理を楽しんでいるようです。

実香さんお気に入りの吹き抜け

リフォーム済みの物件だったのですよね。

晃人さん

はい。購入前にある程度のリノベーションはされていて、お風呂やフローリングなどが新しくなっていました。応援金があることを知ってから、何かプラスで改修できるかなと考え、最終的にキッチン棚の設置と全ての窓に内窓をつけることにしました。特に冬の寒さが厳しかったので、断熱効果のある内窓はつけて良かったと思っています。

妥協なく見つけた理想の住まい

いくつか内覧された中で3件目にこの家を選ばれたとのことですが、他の物件と比較していかがでしたか?

実香さん

他の物件も良かったんですが、ここが圧倒的に広かったです。前の賃貸が2LDKで、手狭になったこともあり、戸建てを探し始めたのも、ある程度の広さが欲しかったからです。子どもが二人になり、部屋がもう一つ欲しいタイミングでした。

晃人さん

新築も考えましたが、予算面では中古の方が現実的でした。私は新築には特にこだわりはなく、学生時代には築年数不明の古いシェアハウスを運営していた経験もあったので、家の性能よりも場所を重視していました。妻も特にこだわりはなく、広さとデザインが気に入ればいい、という感じでした。

実香さん

物件探しは2~3か月と短期間でした。夏頃に探し始めて、住んでいた賃貸の更新時期の11月までには決めたいと思っていたので、スムーズに進んで良かったです。

晃人さん

人気の価格帯とエリアだったこともあり、物件の動きが早かったので、「ゆっくりはしていられないな」と感じました。妻が出してくれた「駅に近い」「小学校が遠すぎない」「リビングが広い」という条件で絞りやすかったのも大きかったですね。

中古住宅選びの貴重な体験談をお聞かせいただきました

スムーズな申請手続きに感謝

応援金の申請手続きについてはいかがでしたか?

実香さん

とても簡単でした!全て電子上で申請できたことが本当に助かりました。

晃人さん

行政の手続きは役所に行かなければならないことが多いので、引っ越しのタイミングで書類の発行などでバタバタすることが多かったのですが、今回はスムーズに進んでありがたかったです。共働きの家庭など、日中に役所に行くのが難しい方にとっては、電子申請は大きなメリットだと感じています。

京都らしい暮らしと自然の魅力

最後に、京都での暮らしについてお伺いします。普段、お子さんとどこで遊んだり、どのように過ごされていますか?

実香さん

近くに公園がたくさんあって、一番近い公園によく行きます。子どもが習い事で通っている商業施設を利用したり、買い物したりすることもあります。雨の日に利用できる施設がもっと増えるといいなと思っています。

晃人さん

私は、鴨川沿いを自転車で通勤しています。これも京都らしい暮らしだな、と感じますね。東京の川と比べると、やはり鴨川は鴨川という特別な感じがします。移住相談を受けていると、鴨川が好きで京都に移住したいという方が本当に多いんです。鴨川には、もはや「魔力」と言ってもいいくらいの魅力があるのかもしれません。 鴨川や大文字山が近い、自然を身近に感じられる暮らしは、多くの方が求めているものだと思います。私自身も、自然と、年季の入ったまち並みの両方を楽しめる京都での暮らしに魅力を感じています。宝ヶ池公園も近くにあって、夏場は水遊びができるので、子どもたちも喜んでいます。


京都への深い愛着と子育てしやすい環境を願い、マイホーム購入を決意された今回の事例。応援金が後押しとなり、理想の住まいと京都での豊かな暮らしを実現された様子が伺えます。これは、これから住まいを探される方々にとっても、大いに参考になるのではないでしょうか。

坂井さん、貴重なお話、ありがとうございました!


中古住宅を探すなら、「京都安心すまい応援金」が利用できる今がチャンスです!

京都安心すまい応援金

令和7年度まで!

京都安心すまい応援金

就学前のお子さんがいる世帯が中古住宅を購入された場合に最大200万円を交付します。

【基本要件】すべて満たせば100万円
・未就学の子ども(妊娠中を含む)がいる世帯
・築5年以上かつ購入価格500万円(税抜)以上の既存住宅を自己居住用として購入
・既存住宅購入後に市内事業者が施工するリフォーム工事を実施

【加算要件】1項目あたり50万円を加算(最大2項目、100万円まで)
・子どもが2人以上いる世帯
・市外からの転入
・京町家等もしくは管理計画認定マンションを購入

詳しくみる

credit:

企画・編集:京都市住宅政策課 楠本 侑子、大﨑 弘晃、金光 芳樹|撮影:同課 池垣 和司

関連記事

リノベのウラ技徹底解説

家族構成や好みのテイストに合わせた
注目のリノベ事例