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【後編】もやもやユーズドハウス「さっそく専門家を訪ねてみよう!」

「家…探しってどうしたらいいんだろう?」「たまに不動産サイトを見るけど、どうもピンとこないな…、他のやり方ってないのかな?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

空き家や中古住宅(ユーズドハウス)の利活用をサポートするKyoto Dig Home Project。これまで、ユーズドハウスの活用に取り組んできた多くの方々を紹介してきましたが、その前にある「ファーストステップ」を「どうしたらいいんだろう?」と思っている方も多いのでは。

前編「最初の一歩目座談会——そもそもどうやって探す?」は、ユーズドハウスの購入について悩める二人が「もやもや」を明かし、理想の住まいを手に入れた二人のセンパイからアドバイスをもらうおしゃべり形式でお届けしました。
後編では、センパイから中古の一戸建てを勧められたAさんが、実際に空き家相談員である不動産屋さんを訪ね、家探しのヒントをいただきました。

共感することや、もやもやすることがありましたら、ぜひ記事最後のアンケートフォームから教えてください!

※前編はこちら

INDEX

この方に聞きました

秋山直毅(あきやまなおき)さん

株式会社丸源

秋山直毅(あきやまなおき)さん

株式会社丸源の代表で、令和7年度から京都市地域の空き家相談員に登録。相続に強く、所有者さんのご意向に真摯に耳を傾ける不動産屋さん。賃貸売買を含め企画力、提案力が高く、司法書士や弁護士、税理士と連携し、所有者さんが直面する問題を解決します。


この記事は、前編の「もやもやの2人」の「Aさん」が秋山さんにお話をうかがっていきます。

もやもやの2人

Aさん
:20代後半。2か月前に結婚し、将来の住まいについてあれこれ考えている

Bさん
:30代前半。現在、賃貸マンションで生活しているが、ユーズドハウスに興味があり、情報収集中

100パーセントのものはない

Aさん

秋山さん、今日はよろしくお願いします。前編の記事「最初の一歩目座談会——そもそもどうやって探す?」では、結婚ほやほやの私が将来の住まいについて考えているなかで、色々な「もやもや」がでてきました。

秋山直毅(あきやまなおき)さん

秋山さん

読みました。前向きな「もやもや」でいいと思います。不動産となると、住宅ローンの支払いが困難になってどうしよう、といった後ろ向きな「もやもや」もありますからね。

Aさん

まず、新築がいい?中古がいい?マンションがいい?戸建てがいい?というところからですが、実際に不動産屋さんに相談に来られる方で、最初の段階からこれほど漠然と迷っておられる方っていますか?

秋山さん

現在ではインターネットが普及して不動産のポータルサイトもいろいろとあるので、ある程度物件を見てきておられる方が多いですね。ここまでインターネットが普及する前は「どうしよう」と迷われているお客さんもおられましたね。
ポータルサイトでは借主さん側でローンシミュレーションまでできるので、「決めうち」ということも割とありますよ。

Aさん

相談を受けて、最初にポイントとなるところはどこでしょう?また、提案の基盤となる考え方はありますか?

秋山さん

やっぱり予算ですね。最初にお伝えしたいのは、「100パーセント自分に合った物件はない」ということです。消去法で考えて、70パーセントくらいが合格点だと思ってもらった方が探しやすくなると思います。改装工事や自分なりの好みに仕上げて100%に近づけていくイメージが良いと思います。
また、家族構成と照らし合わせて予算を考え、自分の物件選びにとって何が大事なのかをはっきりさせる、という作業は必要になりますね。

Aさん

僕のような世代にとって家探しとは、いつ考え出すのがベストなのでしょう?

秋山さん

お子さんがきっかけになって、引っ越しや住み替えを考える方が多いように感じますね。結婚するから、子どもが小学生になるから、といった時期が自然と住み替えのタイミングとなる可能性が高くなりますね。

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credit:

企画編集:榊原充大(株式会社都市機能計画室)|作図:株式会社都市機能計画室

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