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京都市
空き家対策室
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「もやもやユーズドハウス」のアンケートへのご協力、どうもありがとうございました

2025年6月、「【前編】もやもやユーズドハウス「最初の一歩目座談会——そもそもどうやって探す?」」、「【後編】もやもやユーズドハウス「さっそく専門家を訪ねてみよう!」」という2つの記事を公開した際に、記事内でアンケートへのご協力を呼びかけておりました。ご協力いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

「30代40代」といったもやもやを抱えている方、住まいについて今まさに考えている方、もやもやを乗り越えた方といった、私たちが届けたいと思っていた方々からの回答があり、うれしく思います。「もやもや」をテーマにした記事らしく、それぞれのみなさんが抱える、リアルな「もやもや」を共有していただきました。

なかには、「(記事の内容は)調べればすぐ分かることでは?」といったご意見もありましたが、この記事は、ユーズドハウス(中古住宅)の活用に踏み出す最初の一歩をサポートしたいという思いからお届けしておりました。他にも、ユーズドハウスの利活用を実践された方々へのインタビュー記事などもございますので、ぜひ様々な記事にアクセスされますと幸いです。

では、カテゴリーにわけて、いただいたご意見をいくつかご紹介していきます。
※文意を変えない範囲で、一部編集をかけております

INDEX

物件を購入することについて

こんなお声いただきました

・日本で新築マンションを購入後、海外に就職するためマンションを貸し出し。その後日本に帰国。今もマンションは貸し出して、自分は賃貸借家に住んでいます。購入するのも借りるのもどちらもいいなと思っています。

・ユーズドハウスを買った経験からすると、一生住むと構えると決断できないですが、住み替えが必要になった場合は賃貸に出したり、売ったりと選択肢もあるので、気負いすぎず、タイミングと直感は大事かなと思います。

・セカンドハウスとしてのユーズドハウスの購入、改修はありと思う。

・賃貸・持ち家の各々の良さはありますが、持ち家の最大のメリットは「家を購入するか」をもう悩まなくて良い点だと感じます。賃貸の頃は度々考えていましたが、購入後は「賃貸にしようか」と悩んだことはないです。

・100%満足するものはない、誰から買うかも大事というところは身をもって感じたので共感しました。

・はじめての不動産購入に当たりつくづく感じたのは、売り主(不動産屋さん)と買い主(私たち)の間に圧倒的な知識の差があるということ。秋山さんは「信頼のおける不動産屋さんから買った方がいいですからね。」とおっしゃっていますが、素人に判断つきません。途中から信頼できなくなり、後味の悪さが残りました。信頼できる専門家にアドバイスもらえる仕組みがあるといいなと思いました。

(編集部から)京都市地域の空き家相談員・秋山さんの「100パーセント自分に合った物件はない」というご指摘が実際に響いているというお声があったのが印象的でした。購入したら一生住み続けなければならないわけでもなく、ご回答にもあるとおり「賃貸に回す」という選択肢があることを知ると、100%満足するものを買わないといけないというプレッシャーから解放されるようでもあります。

言われてみればなるほど!と思ったお声は、購入する利点は「家を購入するか」という悩みがなくなるということ。経験者だからこそ語れる内容だと感じます。

最後に、京都市では、空き家の所有者が空き家について気軽に相談できるよう、市の研修を受けた「まちの不動産屋さん」を「京都市地域の空き家相談員」として登録しています。区役所・支所においても定期的に相談会を開催していますので、ぜひご活用ください。

相談員検索ページ

改修について

こんなお声いただきました

・DIYは素人がするものではないかもなと思っています。家の裏の中古戸建を購入された方が毎週土日朝から晩まで自分の仲間でDIYをされていて、塀にひびが入る、粉塵が飛び散るなどからくるご近所トラブルが問題になっていました。解決方法は見当たらないままで、もやもやが町内で渦巻いたままです。

・リフォームですが、工務店さんにまるごと発注するだけでなく、壁紙や床を貼り変えるなど一部でもセルフやDIY修繕でできるようにすればもっと選択肢が増えるように思います。

・景観に関する条例や建築基準法もあるので、以下は不動産屋さんのコメントとはいえ、容易にできるようなニュアンスは気になりました。
【外壁や屋根の素材や色目も選び放題】【カーポート設置と多岐にわたるので唯一無二のこだわりを反映させられる】

(編集部から)改修に関して、一度にすべて発注するのではなく、一部をプロに依頼し、だんだんつくりあげていくという選択肢があってもよいのでは、というご意見がありました。そうした依頼の仕方があり得るのか、から分からないという方もいらっしゃるでしょうが、自分が信頼できる大工さんや工務店さんと出会うことができたら、選択肢は増えそうですね。

一方で、工事が周辺に住まわれる方にどんな影響があるのかは想像する必要があり、また、どんな改修でも簡単にできるわけではないことも意識したうえで今後の記事を制作していく必要があると改めて感じました。

運用について

こんなお声いただきました

・中古マンションをリノベしておおむね満足ですが、理事会が輪番制でそれなりの頻度でまわってくるのがもやもやします。修繕積立金や共益費が何に使われているかなどが見えるようになったので、その勉強と割り切って参加しています。

・京都では結婚当初から中古マンションをリフォームして、5年住み、手放す際にも購入価格と同じ金額で売ることができました。同じマンション内で広い部屋へリノベして引っ越し10年住んで今に至りますが、何不自由なく過ごしています。今回の記事を読ませてもらい、中古の戸建てにも魅力を感じるものがあれば、今後の生活環境に応じて、住み替えもできるかな、と新たな視点が加わりました。自分の譲れない条件等を少しずつまとめておきたいです。

(編集部から)マンションは共同で物件を所有していることになるため、そのための管理のコストが必要であることを意識させられるご意見をいただきました。一方で、中古マンションをリフォームすることで価値を維持されている、というご意見も参考になります。

戸建てであっても当然に管理のコストがかかりますが、戸建て/マンションそれぞれをあり得る選択肢として比較検討できると理想ですね。

その他のもやもや、記事に対する感想

こんなお声いただきました

・義母(他都市在住)が京都市内で物件購入を検討中だが、なかなか決定できません。いまだもやもやしているのですが、記事を読みながら、少しもやもやが晴れました。

・私自身、まさに相談者の2人と似た、どんな家がいいのか?考えがまとまっていない状態にいるので、気持ちがよくわかった。先輩たちの知見は、とても参考になった。選択肢はたくさんあること、とにかく沢山の物件を見て、自分が何を重要視しているのかを見極めたいと思った。

・とても分かりやすい記事だったので、たくさんの方にこの内容が届き、モヤモヤが解決すると良いなと思います。

・自分が住み替えをした時に、様々に迷ったことを思い出しました。迷ったら迷った分だけ考え方も広がっていくので、モヤモヤを楽しみつつ自分の納得いく落としどころに到達できるといいですね。

(編集部から)十人いれば十通りの「もやもや」があるのだなと改めて実感させられました。「モヤモヤを楽しみつつ」という視点はとても魅力的だなと感じます。もちろんそうも言えない難しい課題はあるとは思いますが、なるべくポジティブに住まい探しを続けられるような一助になれれば光栄です。

記事「もやもやユーズドハウス」シリーズのアンケートからいただいたご意見の数々、いかがでしたか?「もやもや」に共感いただいた声、それを乗り越えた声、ひとつひとつ実感がこもっている分、編集部だけでとどめておくのはもったいないと記事化してみました。共感していただけるようでしたら嬉しいです。今後も届けるべき方に届く情報発信をしていきます!

credit:

企画編集:榊原充大(株式会社都市機能計画室)

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