「どうする空き家?カードゲーム」あそびかた


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準備

1. 必要なもの

 ○ カードパック(1パック10枚入り)
 ○ プレイシート(人数分)
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 ○ 解消タイル(種類ごとに裏向きで配置)
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2. 追加で用意するもの(身の回りにあるものでOKです)

 ○ サイコロ ※1〜6のカードやあみだくじでも代用できます。
 ○ ステータスバー(人数分)※付せんなどで代用できます。
 ○ ペン(人数分)

3. 初期セットアップ

 ○ 各プレイヤーはカードパックを1つ選び、自分の家として、売却を目指します。
 ○ カードの内容を確認し、家カードをはじめとし、各状態カード、親族カードを自分の前に並べます。
 ○ タイルを裏向き(図解)で場に種類ごとに置きます。タイルはあらかじめ、色ごとにまぜておきます。
 ○ 親族カードの一番下のマスに、ステータスバーを配置します。


カードの種類

● 家カード(1枚)

 ○ 家の特徴や間取、空き家期間、建築年等と本来の資産価値が記載されています。
 ○ 初期状態ではカードパック内の状態カードにある破損や不備により資産価値が下がっています。

● 状態カード(8枚)

 ○ 赤のカード:建物の破損(3枚)
 ○ 緑のカード:設備等の不備(4枚)
 ○ 黒のカード:書類の不備(1枚)
 ※各カードには、解消に必要な解消タイルの数(マーク)が記載されています。

● 親族カード(1枚)

 ○ 家の売却に必要な「親族の同意」の状況を示します。
 ○ ステータスバーで説得の進行状況を管理します。
 ○ バーを進めたり、戻したりする効果のある場所もあります。効果のある場所に止まった場合はその指示に従います。


ゲームの流れ

A. ターンの進行

 1. じゃんけんでスタートプレイヤーを決めます。
 2. それぞれの家カードの内容をひとりずつ読み上げてください。
 3. プレイヤーは時計回りの順番でゲームを進めます。
 4. タイルを1枚選びます。

  ○ 場からタイルを1枚選び表向きにし、その価格を判断基準とし、取るかどうかを決めます。
  ○ 取ったタイルは、自分が選んだカードの上に置きます。
  ○ 「断られた」を引いてしまった場合、原則、そのタイルは使用できません。元に戻します。

 5. 不備や破損の解消に必要な枚数のタイルが集まった場合、対応する状態を解消できます。

B. 破損・不備の解消

 ● 解消に必要なタイルが集まったら、カードをひっくり返し、「解消済み」になります。
 ● 解消にかかったコストは、タイルに記載された金額の合計として記録します。
 ● 放置すると状態が悪化し、2年目に必要なタイル数が増えることもあります。

C. 親族の説得

 ● 親族カードのステータスバーを進めるには、親族タイル(紫)が必要です。めくった数値だけ対話が進み、親族の心情が売却に傾きます。
 ● 親族との対話のタイルを引いた場合は、タイルの数値通りにステータスバーを動かします。
 ● ステータスバーを最上段(0)に到達させると、親族の同意を得られたことになります。


ゲームの進行

>1年間の構成

1年は2つのシーズン(春夏、秋冬)で構成されます。

 ● 1シーズンあたり取れるタイル数:最大4枚
 ● 破損や不備の解消は、2年目の秋冬シーズンまでに完了させる必要があります。

>売却の条件

 ● 以下2つの条件を満たす必要があります。

  1. 親族の同意を得る
  2. 書類の不備を解消する

 ● 建物の不備、破損の解消は必ずしも行わなくても売却可能ですが、解消できなかった場合は、その分資産価値が下がります。

>売却方法の詳細

売却を選ぶ場合、以下の選択肢から売却方法を決定し、それに応じた経費を支払います。途中で売却先を変えることはできません。

 1. 不動産会社買取
  • 売却経費等:700万円
  • 売却サイコロ条件:2以上が出れば成功

 2. 地域密着不動産会社に仲介依頼
  • 売却経費等:200万円
  • 売却サイコロ条件:3以上が出れば成功

 3. 個人売買
  • 売却経費等:0円
  • 売却サイコロ条件:6が出れば成功

>売却ボーナス:

 2人以上で遊ぶ場合、早く売却できた人に売却ボーナスがあります。

 • 売却順1人目:売却価格に+300万円
 • 売却順2人目:売却価格に+200万円

*売却サイコロの振り方:

 • 売却サイコロを振るタイミング:
 • 2年目の春夏シーズンから振ることが可能です。
 • 3年目は最大4回までサイコロを振ることができます。
 • 売却条件を満たしたサイコロの目が出た場合、売却成功となります。

*売却ができなかった場合の対応:

 • 売却ができなかった場合、残った資産価値の1/10の家賃収入(年間)得る物件になったと解釈されます(賃貸物件化)。

 利益率の計算は以下のようになります。
 (本来の資産価値 − 解消しなかった不備・破損の合計 − 修繕等にかかった合計費用)× 1/10=家賃収入(年間)
 →家賃収入(年間)÷ 本来の資産価値 × 100=賃貸物件の利益率


タイルの種類と使用方法

1. 解消タイル

 ○ 赤(建物の破損の解消)
 ○ 緑(設備等の不備の解消)
 ○ 黒(書類の不備の解消)
 ○ 紫(親族との対話)

 ※赤、緑、黒、各タイルにはコストが記載されています。

2. 空き家相談員タイル

京都市に実在する地域の空き家相談員制度に基づくタイルです。空き家相談員タイルを選択すると、家の売却に向けたコツやアドバイスが得られ、ゲーム終了まで効果が持続します。複数枚所持することも可能ですが、同じ効果のタイルを複数得ることはできません。


空き家相談員タイル

 ○ 相見積りのすすめ 「不備、破損に対応」:赤、緑のタイルを引く際に2枚を見て、そのうち1枚選べるようになります。
 ○ 親族説明の協力  「親族対応」:紫のタイルの数値が0の場合に1とすることができます。また、「戻る」を無効化することもできます。
 ○ 断られた場合の対策 「不備、破損に対応」引いたタイルに「断られた」と書かれている場合、その横に()でかかれた金額でタイルを有効に使えます。
 ○ 書類へのアドバイス 「書類対応」:黒タイルを取る際に、もう1枚追加できます。また、断られた、と書かれている場合、その横に()でかかれた金額でタイルを有効に使えます。
 ○ 効果的な修繕の助言 「不備、破損に対応」:シーズンごとに+1回、赤か緑のタイルをもう1枚取れます。


ゲーム終了

3年目が終わったらゲーム終了。なお、3年目は家を売却することしかできません。

● シートの記入

シートに数字を記入していきます。

 ○ 本来の家の資産価値:家カードに書かれている価格
 ○ 解消しなかった不備・破損の合計:手元に表向きで残っている状態カードの数値を参照し、合計します。
  2年目に売却した場合、2年目までの数値。
  3年目に売却した場合、3年目の数値を参照します。
 ○ 売却価格=資産価値 − 解消しなかった不備・破損の合計 − 売却経費等 + 売却ボーナス 

で計算します。

 ○ 不備や破損の解消費用:不備や破損の解消に使用したタイルの費用の合計です。カードごとの費用は、内訳のところに書くと良いでしょう。
 ○ 「売れた金額」(利益)と利益率を計算します。
 ※利益率=(売却価格 − 修繕等にかかった合計費用)÷ 本来の資産価値 × 100で計算します。

● 勝利条件

 ○ 最も高い利益率を達成したプレイヤーがゲームの勝者です
 ○ 1人でプレイしている場合や自分の基準が知りたい場合は、以下の評価を参考にしてください

 利益なし:残念… 
 0〜39%:まぁまぁ
 40〜59%:いいかんじ
 60〜79%:すごい
 80%〜:最高

終了後、ゲームの感想等を話し合い、振り返ってみましょう。
新たな気づきがうまれるかもしれません。


補足

● もし、ゲーム中にタイルが足りなくなった場合(タイルが無い、もしくは断られたのみしか残っていないことが明らか状態)は、すでにめくられているそのタイルの費用をそれぞれ先にシートに記入し、足りなくなったタイルを元にもどしシャッフルしてゲームを再開します。

さあ、ゲームスタート!


お問い合わせ

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